新型コロナを殺傷するメモリーT細胞、日本人は風邪で既に備えている可能性-理研ほか
日本人はなぜ新型コロナの感染者・死亡者割合が欧米に比べて低いのか?
理化学研究所(理研)は12月8日、ヒトの体内に存在する季節性コロナウイルスに対する「記憶免疫キラーT細胞」が認識する抗原部位を発見し、その部位が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイクタンパク質(Sタンパク質)領域にも強く交差反応することを示したと発表した。この研究は、理研生命医科学研究センター免疫細胞治療研究チームの清水佳奈子上級研究員、藤井眞一郎チームリーダー(科技ハブ産連本部創薬・医療技術基盤プログラム副プログラムディレクター)らの共同研究グループによるもの。研究成果は、「Communications ...