大腸がん術後の再発リスク測定、リキッドバイオプシーは「有用」-国がんほか
後遺症など課題のある術後補助化学療法、従来は病理検査で推定の再発リスクに応じて実施
国立がん研究センターは1月24日、外科治療が行われる大腸がん患者を対象に、血中循環腫瘍DNAを検査する技術(リキッドバイオプシー)を用いて、術前および術後に再発リスクをモニタリングするレジストリ研究(GALAXY試験)を実施したと発表した。この研究は、同センター東病院の吉野孝之副院長、九州大学病院消化管外科の沖英次准教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Nature Medicine」に掲載されている。
日本で1年間に新たに大腸がんと診断される人数は、2019年では男性約9万人、女性約7万人で、臓...