レカネマブをはじめとする抗アミロイドβ(Aβ)抗体薬※1の登場や、アルツハイマー病の原因とされる脳内に蓄積したAβやタウ(Tau)※2の量を測定するバイオマーカー検査の進歩などによって、認知症の早期発見の重要性や予防への期待が高まっている。認知症になる前、軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI)の段階からその発症を早期に診断し、様々な生活習慣の改善や薬物療法を始めることで、正常な状態に回復したり、その進行を遅らせたりすることがわかってきたためである。さらに、生活習慣病対策や運動などが、認知症の発症を予防するというエビデンスも蓄積しつつあり、認知症のリスクを軽減し、予防につなげるための様々な試みも行われている。最新の知見を踏まえ、発症予防の観点からこれからの認知症対策についてまとめた。
 
※1 認知症の60~70%を占めるアルツハイマー病の原因とされる脳内に蓄積したAβを除去する薬剤。Aβを標的とするモノクロナール抗体を用いた薬剤で、結合することで脳内に溜まったAβが除去されアルツハイマー病の進行を遅らせる。
※2 神経系細胞の微小管に結合する、軸索内の信号伝達に関わるタンパク質である。

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