血中CRP濃度が高いほど、がん罹患リスク「高」-国がん
肥満や生活習慣などの影響による慢性微小炎症、発がんに関与するか
国立がん研究センターは4月1日、健診などで提供された40~69歳の男女約3万4,000人の血液について、約15年間追跡した結果に基づき、慢性微小炎症マーカーである血中CRP濃度とがん罹患リスクとの関連を調べ、その結果を発表した。この研究は、同センターがん対策研究所予防関連プロジェクトの多目的コホート(JPHC)研究グループによるもの。研究成果は、「British Journal of Cancer」に掲載されている。
細菌やウイルスに感染すると、体内では、異物などを除去するために免疫細胞が活性化し、その結果として発熱などの急...