がん抗原特異的なヘルパーT細胞応答を高める改変エクソソームを開発-金沢大
CTLを選択的に活性化する改変エクソソームは既開発、今回はTh1/Th2で
金沢大学は6月13日、細胞から分泌される微粒子「エクソソーム」を人工的に改変し、がん抗原特異的なヘルパーT細胞を選択的に活性化・分化誘導する「改変エクソソーム(AP-EV)」の開発に成功したと発表した。この研究は、同大ナノ生命科学研究所(WPI-NanoLSI)/医薬保健研究域医学系免疫学の華山力成教授、山野友義准教授、医薬保健研究域医学系脳神経外科の中田光俊教授、木村亮堅助教らの研究グループによるもの。研究成果は、「Drug Delivery」に掲載されている。
エクソソームは、細胞が他の細胞と情報をやり取りす...