安全性や有効性が疑われる幹細胞治療、日本の患者への提供実態を調査-CiRAほか
提供可能な(幹)細胞治療は?日本の現状を把握し、問題点を明らかにするための調査を実施
京都大学iPS細胞研究所(CiRA)は9月2日、日本の再生医療法の下で、安全性や有効性が疑われる(幹)細胞治療が提供されている実態と、それが同法の構造的な課題に起因する可能性を報告したと発表した。この研究は、CiRA上廣倫理研究部門、京都大学高等研究院ヒト生物学高等研究拠点(WPI-ASHBi)の藤田みさお教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Cell Stem Cell」にオンライン掲載されている。
安全性や有効性が証明されていない(=科学的エビデンスがない)幹細胞治療が、高額で患者に提供され...