肺炎球菌ワクチン接種の高齢者で認知症減少、インフルワクチンは無関係-新潟大ほか
ワクチン接種と認知症との関連、ワクチンの種類や他の要因との関係は未検討
新潟大学は9月4日、約1万人の高齢者を3年半追跡し、肺炎球菌ワクチンを接種していた人では接種しなかった人と比べ認知症が23%少なかったことを明らかにしたと発表した。この研究は、同大大学院医歯学総合研究科国際保健学分野の齋藤孔良助教、藤井雅寛名誉教授、慶應義塾大学の佐藤豪竜専任講師、千葉大学の近藤克則特任教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Brain, Behavior, and Immunity」に掲載されている。
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