肝細胞がん、免疫チェックポイント阻害剤の効果を腫瘍マーカーで評価-広島大
免疫チェックポイント阻害剤の「偽増悪」、効果判断の指標が必要
広島大学は9月12日、肝細胞がん患者を対象とした研究でデュルバルマブ+トレメリムマブ併用療法の治療効果判定に腫瘍マーカーが有用であることを明らかにしたと発表した。この研究は、同大学病院消化器内科の内川慎介助教、河岡友和診療准教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Hepatology research」にオンライン掲載されている。
近年、免疫チェックポイント阻害剤というこれまで肝細胞がんに対して用いられていた薬とは全く違った働きでがんに対する治療効果を発揮する薬剤が使用可能となった。ヒトの体には「免疫」という機能が備わっ...