心不全の心臓突然死リスク、予後予測因子としてeGFRを同定-藤田医科大
慢性腎臓病へのICD使用の有効性は?
藤田医科大学は8月30日、心不全患者の心臓突然死(SCD:sudden cardiac death)に着目し多変量Cox比例ハザード解析を通して、予後予測因子の検討を行った結果を発表した。この研究は、同大ばんたね病院の祖父江嘉洋准教授と渡邉英一教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「ESC Heart failure」に掲載されている。
心不全患者における主な死因のひとつとして心臓突然死(SCD)があり、心不全患者の死因の9~22%を占めている。その原因は心室頻拍(VT)・心室細動(VF)が多く、心臓植込みデバイスICDはこれら不整脈を自動的に...