KRAS肺がん、アブトメチニブ併用療法の効果予測するバイオマーカー同定-京都府医大
RAF/MEK阻害薬との併用療法、KRAS遺伝子変異に対して効果が得られる薬剤は?
京都府立医科大学は7月18日、KRAS遺伝子変異陽性肺がん細胞において、上皮間葉転換の状態がRAF/MEK阻害薬アブトメチニブとFAK阻害薬デファクチニブの併用療法の有効性に関する重要なバイオマーカーであることを解明したと発表した。この研究は、同大大学院医学研究科呼吸器内科学の吉村彰紘研修員、創薬医学の堀中真野准教授、酒井敏行特任教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「British Journal of Cancer」にオンライン掲載されている。
KRAS遺伝子変異は、欧米と比較すると割合は少ない...