インフルエンザワクチンの接種がアルツハイマー病予防の一助に?
年に1度のインフルエンザワクチンの接種は、季節性インフルエンザに効果があるだけでなく、アルツハイマー病に対しても保護的に働く可能性があることを示唆する新たな研究の結果が明らかになった。この研究では、過去4年間に少なくとも1回以上インフルエンザワクチンを接種した人では、同ワクチンの接種歴がない人と比べて同期間にアルツハイマー病を発症するリスクが40%低いことが示された。米マサチューセッツ総合病院のAvram Bukhbinder氏らによるこの研究結果は、「Journal of Alzheimer’s Disease」に6月13日掲載された。
Bukhbinder氏らは今回の研究で、2009...