必要な遺伝子検査を受けられていない患者がいると判明、全国調査で-近大ほか
29の医療機関/1,500例の非小細胞肺がん症例に対する遺伝子検査実施の有無を調査
近畿大学は12月16日、日本における肺がん患者を対象とした遺伝子検査の実施状況について調査した結果、治療方針決定のために必要な遺伝子検査を十分に受けられていない症例があることが判明したと発表した。この研究は、同大医学部内科学教室(腫瘍内科部門)の高濱隆幸医学部講師と、鳥取大学医学部附属病院呼吸器内科・膠原病内科の阪本智宏特任助教、北九州市立医療センター呼吸器外科の松原太一らを中心とした研究グループが、西日本がん研究機構(WJOG)において、株式会社テンクー、武田薬品工業株式会社と実施した共同研究によるもの...