KRAS肺がん、WEE1阻害薬+ソトラシブが新治療法となる可能性-金沢大
ソトラシブ耐性は肺がんの重要な課題、新治療法を研究
金沢大学は5月23日、KRAS遺伝子変異を持つ肺がん(KRAS肺がん)に対するWEE1タンパク質を標的とした新しい治療法の開発に成功したことを発表した。この研究は、同大がん進展制御研究所/ナノ生命科学研究所の福田康二助教、同大附属病院腫瘍内科/ナノ生命科学研究所の竹内伸司講師、同大附属病院呼吸器内科/ナノ生命科学研究所/がん進展制御研究所の矢野聖二教授らの研究グループによるもの。研究成果は「Cell Reports Medicine」オンライン版に掲載されている。
肺がんは、日本で最も死亡率が高いがんであり、KRAS遺伝子変異は日本人肺...