高齢期のMCI(軽度の認知障害)やうつリスク、中学・高校生/高齢期の運動習慣で低減の可能性-順大
生涯のいつの時期の運動実施がMCIや老年期うつ病の予防に有効かは不明だった
順天堂大学は3月6日、東京都文京区在住の高齢者約1,600人を対象とした観察研究により、中学・高校生期と高齢期の両方の時期に運動習慣がある高齢者では軽度認知障害(MCI)のリスクが低く、また少なくともどちらかの時期に運動習慣がある高齢者では老年期うつ病のリスクが低いことを明らかにしたと発表した。この研究は、同大大学院医学研究科スポートロジーセンターの大学院生 石薈聡氏(博士後期課程4年)、健康総合科学先端研究機構の田端宏樹特任助教、スポートロジーセンターの田村好史センター長補佐/スポーツ医学・スポートロジー教授、...