アルツハイマー型認知症を「発話音声から自動検出」可能なアプリを開発-筑波大ほか
類似の先行研究で、発話をテキストに変換する音声認識の精度に課題
筑波大学は4月3日、アルツハイマー型認知症を早期に検出するための簡便な自己検査ツールとして、発話音声から認知機能障害の特徴を分析するモバイルアプリを開発したと発表した。この研究は、同大医学医療系の新井哲明教授らとIBM Reserch社が行ったもの。研究成果は、「Computer Speech &Language」に掲載されている。
世界的に高齢化が進む中で、認知症対策は喫緊の課題である。日本における認知症患者数は、2012年時点で462万人と推計され、2025年には700万人を超えると予想されている。認知症の過半数を占める...