座礁したイルカの脳にアルツハイマー病に似た病変
座礁したネズミイルカやハナゴンドウなどのハクジラ類の脳を調査したところ、ヒトのアルツハイマー病の特徴が認められたとする研究結果が発表された。研究を率いた英グラスゴー大学のMark Dagleish氏は、「この知見は、座礁したハクジラ類に、アルツハイマー病に罹患したヒトの脳に類似する病変が見られることを初めて示した点で重要である」と述べている。研究結果の詳細は、「European Journal of Neuroscience」に12月13日掲載された。
英国沿岸の浅瀬には、クジラ、イルカの群れが定期的に座礁する。その理由を解明するためにDagleish氏らは、スコットランド沿岸の海域で座...