脳梗塞発症後早期のDOAC開始日として新たに「1-2-3-4日ルール」を提唱-国循
抗凝固療法の至適開始時期は?
国立循環器病研究センターは2月3日、「RELAXED研究」と「SAMURAI-NVAF研究」の統合解析結果に基づき、脳梗塞発症後早期の直接作用型経口抗凝固薬(DOAC)の適切な服用開始日として「1-2-3-4日ルール」を提唱したことを発表した。この研究は、同センター脳血管内科の木村俊介医師、古賀政利部長らの研究グループによるもの。研究成果は、「Stroke」オンライン版に掲載されている。
非弁膜症性心房細動(NVAF)は脳梗塞(心原性脳塞栓症)の原因疾患として有名で、脳梗塞発症予防のためにDOACなどの抗凝固薬の服用が推奨されている。特に脳梗塞発症直後は脳梗...