がん抑制遺伝子ARID1A、ゲノム安定性を維持する機構を明らかに-東北大
がん化を抑制すると考えられているARID1A、その機能やメカニズムの詳細は未解明
東北大学は4月2日、クロマチンリモデリング複合体におけるARID1Aの新たなタンパク質間相互作用のネットワークを明らかにし、ARID1AがDNA二重鎖切断修復に寄与する新規のメカニズムを見出したと発表した。この研究は、同大加齢医学研究所分子腫瘍学研究分野の菅野新一郎講師、小林孝安准教授、田中耕三教授、安井明学術研究員、宇井彩子准教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Nucleic Acids Research」に掲載されている。
多種多様ながんで高頻度に変異(卵巣がんで約50%、胃がんで約20%、膀...