スクリーニングの早期開始で女性の大腸がんリスクが低下
50歳未満の女性に対する大腸内視鏡検査により、大腸(結腸・直腸)がんの発症リスクを大幅に減らすことができるとする研究結果が報告された。米マサチューセッツ総合病院の消化器病専門医で疫学者のAndrew Chan氏らによるこの研究結果は、「JAMA Oncology」に5月5日掲載された。
米国では男女ともに、がんによる死亡の原因の第3位が大腸がんである。大腸がんの全体的な罹患者数は減少してきているものの、1974年から2013年の間に、50歳未満での罹患率は51%も上昇しているという。Chan氏は、「ここ数十年の間に、若年齢者での大腸がんの罹患率が驚くほど増加している。しかし、大腸がんのス...