高齢者ATL、モガムリズマブ併用CHOP療法の有用性確認-名古屋市大ほか
患者の高齢化が進む国内のATL、標準治療の確立が急務
名古屋市立大学は6月6日、同種造血幹細胞移植の適応とならない高齢者アグレッシブ成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)に対する標準治療の確立を目指して実施された、世界初の臨床試験において、主要評価項目を達成したと発表した。今回の研究は、鹿児島大学、名古屋市立大学、九州がんセンターをはじめとする国内多機関共同臨床試験によるもの。研究成果は、「Blood」に掲載されている。
ATLはヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)により引き起こされる極めて予後不良な疾患である。日本は世界的にみてもHTLV-1感染者の多い国であり、中でも鹿児島をは...