血液で肝臓線維化を定量評価、「HISCL M2BPGi-Qt試薬」保険適用-シスメックス
肝線維化進行度を低侵襲・簡便にモニタリングできる信頼性の高い検査が求められていた
シスメックス株式会社は12月20日、慢性肝炎・肝硬変患者の診断・治療において、血液のみで肝臓の線維化の進行度を定量的に評価できる検査用試薬「HISCLTMM2BPGiTM-Qt試薬」(以下、同製品)について、同日より保険適用が開始されたと発表した。
慢性肝炎は、ウイルス性肝炎、過度のアルコール摂取、非アルコール性脂肪肝(NAFLD)などを原因として、肝臓の細胞が破壊され慢性的に炎症を引き起こす状態を指す。継続的に肝臓が損傷を受けることで肝臓の線維化が起こり、その進行は肝硬変や肝細胞がんなど重篤な病態をもたら...