長期的な肝線維化進行の予測に成功、20の遺伝子発現パターンで-広島大ほか
線維化進行抑制の治療効果、臨床試験等の短い観察期間での評価は困難
広島大学は12月28日、長期的な肝線維化進行を予測する肝臓の遺伝子発現パターンの同定に成功したと発表した。この研究は、同大大学院医系科学研究科消化器・代謝内科学の大野敦司助教ら、米国University of Texas Southwestern Medical Center(Dr. Yujin Hoshida研究室)および医療イノベーション共同研究講座の茶山一彰教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Gastroenterology」電子版に掲載されている。
世界では、年間122万人が肝硬変で死亡し、その数は過去2...