抗凝固薬とNSAIDsの併用は出血リスクを高める
抗凝固薬を使用している人が、イブプロフェンやナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を使用すると、脳や腸、肺、膀胱での制御不能な出血リスクが2倍以上に上昇することが、新たな研究で明らかにされた。抗凝固薬は通常、脳卒中や心筋梗塞、あるいは脚や肺の血栓を治療または予防するために処方される。一方、NSAIDsには血液を薄める作用のあることが知られている。オーフス大学病院(デンマーク)のSøren Riis Petersen氏らによるこの研究結果は、「European Heart Journal」に11月18日掲載された。
Petersen氏らは、デンマークの全国レジストリを用い...