白血病関連遺伝子ASXL1変異の血液による、動脈硬化誘導メカニズム解明-東大
クローン性造血で主要なASXL1変異、心血管疾患の強いリスク因子だが因果関係不明だった
東京大学は12月11日、白血病で認められるASXL1変異を有するクローン性の造血が、動脈硬化を誘導するメカニズムを明らかにしたと発表した。この研究は、同大大学院薬学系研究科の北村俊雄特任研究員(兼任 神戸医療産業都市推進機構先端医療研究センターセンター長)、佐藤成特任研究員、新領域創成科学研究科の合山進教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Nature Cardiovascular Research」に掲載されている。
一見健康なヒトの血液中に白血病関連遺伝子変異を有する細胞が存在することが報...