隠れた冠動脈硬化で心筋梗塞のリスクが大幅に上昇
特に心疾患の症状がない中年の人でも、実は心筋梗塞の発症リスクが高い場合があるようだ。無症候性の冠動脈硬化を有する人では、予期せぬ心筋梗塞の発症リスクが大幅に上昇することが新たな研究で明らかになった。コペンハーゲン大学病院(デンマーク)の循環器専門医Klaus Fuglsang Kofoed氏らによるこの研究は、「Annals of Internal Medicine」に3月28日掲載された。
動脈の壁が肥厚したり硬くなったりすることを動脈硬化という。心臓に血液を供給する冠動脈に生じた動脈硬化は、経時的に悪化し、胸の激しい痛みを伴う狭心症や、心筋梗塞を引き起こすことがある。Fuglsang...