拡張型心筋症、クローン性造血で予後増悪すると判明-東大病院ほか
拡張型心筋症の後天的要因とされる「クローン性造血」、経過に与える影響は未解明
東京大学医学部附属病院は6月13日、拡張型心筋症患者のゲノム解析および疾患モデルマウスを活用した解析により、クローン性造血が患者の予後を増悪させることを明らかにすると共に、その病態機序の一端を解明したと発表した。この研究は、同大大学院医学系研究科先端循環器医科学講座の井上峻輔特任研究員、候聡志特任助教、野村征太郎特任准教授、小室一成特任教授、血液・腫瘍病態学分野の黒川峰夫教授、疾患生命工学センター動物資源学部門の饗場篤教授、先端科学技術研究センターの油谷浩幸シニアリサーチフェロー(東京大学名誉教授)らの研究グル...