アルツハイマー病の診断に有用な臨床検査を米FDAが承認
米食品医薬品局(FDA)は5月4日、アルツハイマー病によるアミロイド斑を早期に検出する初めての臨床検査として、ルミパルスG β-アミロイド比(1-42/1-40)検査(以下、ルミパルス検査)を承認したことを発表した。本検査の対象は、認知機能の低下が見られ、アルツハイマー病やその他の原因について評価を受けている55歳以上の患者である。
アルツハイマー病は進行性の脳疾患であり、患者と介護者の双方が治療計画を検討するにあたっては、早期の正確な診断が重要となる。アルツハイマー病患者の脳には、アミロイドβと呼ばれる異常タンパク質が沈着してできるアミロイド斑が一貫して見られる。そのため、医師が患者の...