開発中のアルツハイマー病治療薬、臨床試験で有望な結果
開発段階にある経口薬SAGE-718により、アルツハイマー病(AD)による軽度認知症や軽度認知障害(MCI)の患者の遂行機能や学習能力、記憶力に著しい改善が認められたとする第2相臨床試験(LUMINARY試験)の結果が報告された。米Sage Therapeutics社で初期臨床開発のバイスプレジデントを務めるAaron Koenig氏らによるこの研究の詳細は、米国神経学会年次総会(AAN 2022、4月2〜7日、米シアトル)で発表された。
SAGE-718はN-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)受容体の陽性アロステリック調節因子(PAM)で、NMDA受容体の機能障害に関連して生じる認...