多発性骨髄腫、分泌されるエクソソームが腫瘍免疫監視機構の破綻を誘導-京都府医大ほか
腫瘍免疫監視機構の破綻、多発性骨髄腫の治療抵抗性や疾患の発症にも関与
京都府立医科大学は8月17日、多発性骨髄腫から分泌される腫瘍細胞由来エクソソーム(tumor-derived exosome:TEX)による骨髄由来抑制細胞(myeloid-derived suppressor cell:MDSC)誘導のメカニズムを解明したと発表した。この研究は、同大大学院医学研究科血液内科学の水原健太郎病院助教、黒田純也教授、志村勇司准教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「British Journal of Haematology」に掲載されている。
多発性骨髄腫は貧血、腎障害、溶骨性病変...