小細胞肺がんを遺伝子変化に基づき5群に分類、個別化医療推進に期待-国がん
治療効果の予測や最適化、新治療法の開発に向け遺伝子レベルで分類
国立がん研究センターは12月10日、肺がん遺伝子スクリーニング基盤「LC-SCRUM-Asia」の臨床ゲノムデータベースを用いて、小細胞肺がん1,035例を対象とした研究を行い、944例において遺伝子解析に成功し、遺伝子の変化によって5つのサブグループに分類可能であることがわかったと発表した。この研究は、同センター東病院呼吸器内科の後藤功一科長らの研究グループによるもの。研究成果は、「Journal of Thoracic Oncology」に掲載されている。
肺がんは現在、日本人のがん死因の第1位である。日本人の肺がんのう...