食道がんリスク、非侵襲的な頬粘膜検査で予測-京大ほか
がん起源と考えられる体細胞モザイク、発がんリスク予測バイオマーカーへの応用は未実現
京都大学は5月2日、頬粘膜から非侵襲的に採取した試料を用い、最新の遺伝子解析技術によって遺伝子変異を高精度に検出することに成功、頬粘膜の遺伝子変異の蓄積には食道がんのリスク因子が影響することを明らかにしたと発表した。この研究は、同大医学部附属病院腫瘍内科の横山顕礼講師、白眉センター/医学研究科の垣内伸之特定准教授、神戸朝日病院の金秀基院長らの研究グループによるもの。研究成果は、「Science Translational Medicine」にオンライン掲載されている。
がんは、ヒトの約40兆個の細胞の中の...