EGFR変異肺がん、薬剤耐性機能をもつ融合遺伝子の見分け方を発見-国がんほか
肺がんのEGFR変異、薬剤耐性の克服法はいまだ見つからず
国立がん研究センターは10月7日、日本人を含むアジア人の肺腺がんの半数を占めるEGFR遺伝子変異のある肺がんの薬剤耐性機序としての融合遺伝子を包括的に調べ、実際に薬剤耐性の原因となっているものとそうでないものの見分け方と克服するための有効な併用療法を、患者治療および細胞実験により提唱したと発表した。この研究は、米国Dana-Farber Cancer InstituteのDr. Pasi A. Jänne氏、国立がん研究センター研究所分子病理分野の小林祥久研究員を中心とした国際共同研究グループによるもの。研究成果は、「Nature...