ADHD(注意欠如・多動症)患者で一部発症のトゥレット症に「炎症」が関与の可能性-NCNPほか
一部のADHD患者が思春期以降にトゥレット症を発症する原因は不明だった
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は4月17日、注意欠如・多動症(ADHD)を有する人が、後にトゥレット症を発症するメカニズムの一端として、炎症に関わる生物学的経路が関与している可能性を明らかにしたと発表した。この研究は、NCNP精神保健研究所知的・発達障害研究部の高橋長秀部長、奈良県立医科大学精神医学講座の岡田俊教授、名古屋大学医学部附属病院の加藤秀一講師らの研究グループによるもの。研究成果は、「Brain, Behavior, and Immunity – Health」オンライン版に掲載されている。
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