AIを活用し、言語を使わず「認知機能低下」を検出するツールを開発、世界初-筑波大
認知機能検査は「利用できる人が限定的」という問題があった
筑波大学は6月2日、高齢者自身が気軽に実施でき、国や地域に関わらず利用可能な、言語を用いた回答を必要としない、認知機能低下検出のための新しいツールを開発したと発表した。この研究は、同大医学医療系 新井哲明教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「JMIR Formative Research」に掲載されている。
世界的に高齢化が進む中、認知機能の低下を早期に検出することは、アルツハイマー型認知症をはじめとする認知症の予防および診断・治療の観点で極めて重要だ。認知機能低下の検出には通常、専門家による認知機能検査が用いられる。こう...