急性冠症候群、冠動脈プラークに集積の骨髄球系免疫細胞の特徴を解明-神戸大ほか
急性/慢性患者サンプルをシングルセルRNAシークエンスで比較
神戸大学は5月3日、シングルセルRNAシークエンス解析を用いて、急性冠症候群(不安定狭心症や急性心筋梗塞)の冠動脈プラークにおいて骨髄球系の免疫細胞の特徴を捉えることに成功したと発表した。この研究は、同大大学院医学研究科内科学講座循環器内科学分野の江本拓央医学研究員、山下智也准教授、平田健一教授らの研究グループが、姫路循環器病センター(神戸大学連携大学院)との共同研究として行ったもの。研究成果は、「Circulation」に掲載されている。
近年の急速な分析技術の進歩により、対象とする組織について、1細胞ごとに網羅的に遺伝子発...