ネオセルフ抗体陽性の不育症、低用量アスピリン/ヘパリン治療が有望-神戸大ほか
抗リン脂質抗体症候群の原因・ネオセルフ抗体、不育症女性の4分の1が陽性
神戸大学は9月26日、血栓症や流産などの原因となる新しい自己抗体(ネオセルフ抗体)が陽性の不育症女性に対して低用量アスピリンとヘパリンを用いた治療を行うと、生児獲得率が上昇するだけでなく、妊娠高血圧症候群などの発症率も低下することを世界で初めて見出したと発表した。この研究は、同大大学院医学研究科の谷村憲司特命教授(産科婦人科学分野)、手稲渓仁会病院不育症センターの山田秀人センター長、大阪大学微生物病研究所の荒瀬尚教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Frontiers in Immunology」に掲載されて...