ネオセルフ抗体陽性の不妊症、抗凝固治療でART妊娠率3.3倍向上-山梨大ほか
不妊の原因となる「ネオセルフ抗体」、ART治療成績との関係は不明だった
山梨大学は11月25日、体外受精・胚移植(ART)を受ける不妊症患者において、ネオセルフ抗体を測定し、低用量アスピリンによる抗血小板治療やヘパリンによる抗凝固治療を行った抗体陽性の患者では、妊娠率や生児獲得率が改善することを明らかにしたと発表した。この研究は、同大大学院総合研究部医学域の小野洋輔臨床助教、大木麻喜助教、吉野修教授、医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院不育症センターの山田秀人センター長らの研究グループによるもの。研究成果は、「Frontiers in Immunology」にオンライン掲載されている。
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