タウ病変のPET画像をAIで解析、認知症の診断等に役立つスコア算出に成功-量研ほか
AIを用いて読影と画像解析を自動化、認知症の全自動診断に向けた基幹技術開発を目指す
量子科学技術研究開発機構(量研)は8月29日、脳内に蓄積する異常タンパク質「タウ」病変のPET画像を人工知能(AI)で解析することにより、アルツハイマー病や前頭側頭葉変性症など、多様な神経変性型の認知症に生じる特徴的な脳内の病態を自動的に認識し、認知症の診断と鑑別に役立つスコアを算出することに成功したと発表した。この研究は、量研量子生命・医学部門 量子医科学研究所 脳機能イメージング研究部の樋口真人部長、遠藤浩信研究員らの研究グループによるもの。研究成果は、「Movement Disorders」オンライ...