セムブリックス、新作用機序による副作用の少なさがCML治療継続の鍵に-ノバルティス
前治療薬に抵抗性の慢性骨髄性白血病にも有効
2022年4月19日、ノバルティス ファーマ株式会社は国内初の新作用機序「STAMP阻害作用」を持つ「セムブリックス(R)錠20 mg、同40mg」(一般名:アシミニブ塩酸塩)の製造販売承認取得に際して記者発表会を開催した。
分子標的治療薬であるチロシンキナーゼ阻害剤 (以下、TKI)が2001年に登場し、治療成績は大幅に向上した慢性骨髄性白血病(CML)だが、抵抗性や副作用、合併症の観点から治療を継続できないケースが課題となっていた。
国立がん研究センター東病院血液腫瘍科の南陽介科長は、今回の承認の根拠となった国際共同第Ⅲ相検証試験であるAS...