早産で生まれた自閉スペクトラム症児の腸内フローラの特徴解明、世界初-関西医科大
早産児はASD発症リスク「高」、メカニズムは不明
関西医科大学は10月21日、世界で初めて自閉スペクトラム症(以下、ASD)を持つ早産児の腸内細菌叢(腸内フローラ)の特徴について検証し、発達障害のない定型発達(以下、TD)児の腸内フローラと大きく異なることを発見したと発表した。この研究は、同大小児科学講座 藤代定志助教らの研究グループによるもの。研究成果は、「Journal of Autism and Developmental Disorders」に掲載されている。
ASDは頻度の高い神経発達症の一つで、コミュニケーションや社会性の障害、反復的かつ制限的な行動などを特徴とする。一方、早...