HBOC症候群、ATM遺伝子変異による乳腺特異的な発症機構を明らかに-京大ほか
ATMはすべての増殖細胞で機能するのに、変異でなぜ乳がんだけ増えるのか?
京都大学は2月9日、遺伝性乳がん(HBOC症候群)でBRCA1、BRCA2の次に頻度の高いATM遺伝子変異について、特定臓器(乳腺)の発がんを上昇させる分子機構を明らかにしたと発表した。この研究は、同大医学研究科の山田真太郎助教、Rifat Najnin大学院生、深圳大学の武田俊一教授、NYメモリアルスローンケタリングがん研究病院のScott Keeneyラボヘッドらの研究グループによるもの。研究成果は、「Cell Reports」にオンライン掲載されている。
ATMキナーゼは、ホモ欠損の場合、毛細血管拡張性運動失...