慢性リンパ性白血病の全ゲノム解析、サブグループ化により臨床経過予測を可能に-理研
患者ごとに異なる臨床経過、理由の一つは白血病細胞のDNA変異の違いと考えられる
理化学研究所(理研)は11月11日、血液がんである慢性リンパ性白血病(CLL)患者の臨床経過リスクを層別化する方法を提示したと発表した。この研究は、理研生命医科学研究センタートランスクリプトーム研究チームのピエロ・カルニンチチームリーダー、ポリン・ロッブ特別研究員らの国際共同研究グループによるもの。研究成果は、「Nature Genetics」にオンライン掲載されている。
慢性リンパ性白血病(CLL)は、Bリンパ球が異常に増える血液のがんで、中高年に好発する。CLLに対する治療は近年進歩してきているが、依然と...