非小細胞肺がんの新たな治療標的「CLIP1-LTK融合遺伝子」を発見-国がんほか
LC-SCRUM-Asiaの遺伝子スクリーニングで発見
国立がん研究センターは11月25日、肺がんの遺伝子スクリーニングプロジェクトである「LC-SCRUM-Asia」(研究代表者:東病院 呼吸器内科長 後藤功一)において、非小細胞肺がんの新しいドライバー遺伝子となる「CLIP1-LTK融合遺伝子」を世界で初めて発見したと発表した。研究成果は、「Nature」電子版に掲載されている。
日本における死因の第1位はがんであり、このうち肺がんはがん死亡原因として最多。初期の肺がんと診断された場合は手術が可能だが、手術不能の進行肺がんと診断された場合は、薬物療法や放射線療法で治療を行うことになる...