妊娠初期のマラリア治療、大規模研究から最適な治療薬を明らかに-東大医科研ほか
標準治療ACTが使えない妊娠中の推奨薬は、治療失敗率が高く忍容性も悪い
東京大学医科学研究所は11月29日、妊娠中のマラリア薬の最適化のため、妊娠初期における抗マラリア薬の安全性の解析結果を公表したと発表した。この研究は、同研究所附属先端医療研究センター感染症分野の齋藤真助教、オックスフォード大学、The WorldWide Antimalarial Resistance Network(WWARN)、リバプール大学らの研究グループによるもの。研究成果は、「The Lancet」に掲載されている。
マラリアの流行地域である熱帯〜亜熱帯地域は人口が拡大している地域にも重なり、世界中で毎年1...