新型コロナによる重症呼吸不全治療に関する「同意説明」の実態調査-東京医歯大
2020年12月から4か月、入院患者・家族を調査
東京医科歯科大学は11月29日、同大学病院に入院した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)重症呼吸不全患者とその家族を対象に、インフォームド・コンセントの実態および、ECMOトリアージに対する意見について調査を行い、その結果を発表した。この調査は、同大生命倫理研究センターの吉田雅幸教授、甲畑宏子講師の研究グループによるもの。調査結果は、日本生命倫理学会第33回年次大会で報告された。
COVID-19によって、人工呼吸器やECMOの使用が医学的に必要になったときに患者やその家族が納得した形で意思決定できることは、コロナ禍における医療の...