血中のアンモニア値が上昇すると脳内のアミロイドβの産生が増加すると判明-新潟大
ラット脳から分離培養した脳細胞や高アンモニア血症モデルマウスを作成、アルツハイマー病発症との関連性を探索
新潟大学は4月18日、血液中のアンモニア濃度が上昇すると、脳内の非神経細胞であるグリア細胞の一つ、アストロサイトでのアミロイド前駆タンパク質(APP)量が上昇し、アルツハイマー病の特徴である老人斑の主要な構成成分とされるアミロイドβ42が増加することを発見した。この研究は、同大大学院医歯学総合研究科口腔生化学分野の照沼美穂教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Journal of Biological Chemistry」オンライン版に掲載されている。
有毒な物質であるアンモ...