シリーズ:アルツハイマー治療を考える④
世界的課題の認知症、海外における認知症ケアとは
2050年には世界の認知症患者数は1億5,200万人に増加すると推計されている。認知症患者の増加にともなう認知症関連コストの増大は、国や自治体の財政に影響を及ぼしうる深刻な問題であり、各国で認知症の国家戦略策定が求められている(詳細は本シリーズ①「増え続ける認知症患者、各国で認知症戦略の策定が課題」で紹介)。認知症対策が進んでいる国々では、どのような施策が行われているのだろうか。本記事では、シリーズ①にて紹介できなかった海外事例として、米国、デンマーク、オーストラリアの認知症対策をまとめた。