要介護認定リスク、健診6項目の値が高くても低くても上昇-名大
介護保険制度、維持継続の鍵は健康寿命の延伸
名古屋大学は5月29日、愛知県北名古屋市住民対象とした要介護認定情報と健康診断情報を基に要介護認定のリスクマーカーの探索を行う後ろ向きコホート研究を実施し、その結果を発表した。この研究は、同大大学院医学系研究科実社会情報健康医療学の中杤昌弘准教授、同大医学部附属病院の水野正明教授、杉下明隆助教らの研究グループによるもの。研究成果は「Scientific Reports」に掲載されている。
世界的な傾向として、高齢化率は着実に上昇しており、今後数十年間はこの傾向が続くと考えられている。特に日本では2020年には高齢者が3619万人となり、総人口の...