宇宙滞在で血圧と骨量が変化する仕組みを帰還マウスで解明、腎臓が鍵-東北大ほか
重力の増減で血圧と骨の厚さが変化する仕組みは?
東北大学は11月17日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と筑波大学との共同研究において、1か月間の宇宙滞在から帰還したマウスを解析し、宇宙旅行の際に腎臓が中心となって血圧や骨の厚さなどを変化させることを発見したと発表した。この研究は、同大大学院医学系研究科の鈴木教郎准教授(酸素医学分野)と山本雅之教授(医化学分野)らのグループによるもの。研究成果は、「国際腎臓学会誌(Kidney International)」オンライン版に公開されている。なお、同研究で得られたデータの一部は、東北メディカル・メガバンク機構とJAXAが共同で整備する公開デー...