新型コロナウイルスなどの病原性進化は「強毒化の傾向」-総研大ほか
ワクチンや抗ウイルス剤などをかいくぐる病原体の特徴は?
総合研究大学院大学(総研大)は1月17日、A型インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスなどの病原体に焦点をあて、その感染力や病原性の進化を数理モデルで解析を行い、理論解析の結果、免疫やワクチンからの逃避を繰り返す病原体では、感染宿主をより激しく搾取し、疾病を重篤化させる方向への進化が起きやすいこと、つまり、より強毒化する一般的傾向があることが明らかになったと発表した。この研究は、総研大先導科学研究科の佐々木顕氏らの研究グループによるもの。研究成果は、「Nature Ecology and Evolution」に掲載されている。
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